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不動産投資ブーム
2000年の11月頃に出版されたロバート・キヨサキさんの著書「金持ち父さん貧乏父さん」が、日本にかつてない不動産投資ブームを巻き起こしました。
この本は、1997年に執筆されて以来、51カ国語に翻訳され、日本では300万部以上、全世界では2800万部以上のベストセラーになり、多くの人に影響を与えたといわれています。
「金持ち父さん貧乏父さん」が登場するまで、ほとんどの平均的日本人は、コツコツ働いて、一軒家かマンションを買いたいという考え方をしていたと思います。
不動産物件に投資するなんて、一部のお金が有り余っているお金持ちに限られたことで、中産階級の自分達には縁のないことだと思っていたはずです。
ところが、「金持ち父さん貧乏父さん」は、そんな生き方は貧乏父さんの生き方で、不動産投資は一部のお金持ちだけがする投資法ではないということを知らしめました。
もちろん、この本を読んだ人の大半は、「ふーん、そうなんだ。
」で終わってしまいましたが、「自分も金持ち父さんになりたい!」と行動に移した人も多かったのです。
2007年12月以前は、自己資金がほとんどなくても高額な物件への不動産投資を行えたため、サラリーマン大家さんから不動産投資収入だけで生活できるまでに収益をあげ、それまで就いていた仕事をリタイヤした人もいました。
その反面、安易に不動産投資を行い、破産に陥った人も少なくありません。
現在は、サブプライムローン問題などの影響で、不動産投資物件を購入するための融資の審査基準が厳しくなったので、加熱していた不動産投資ブームも沈静化をみせているようです。
不動産投資サラリーマン
不動産投資に挑戦しているサラリーマンのブログを読むと、不動産投資も楽ではないことがわかります。
不労所得とはいいながら、なかなか本当に不労所得にするのは難しいようで・・・。
ただ、前向きにがんばっている姿が伝わってくるので、不動産投資に興味がある方にはオススメです。
そんなサラリーマン大家さん達のブログをいくつか紹介します。
まずは、南の島のような青い海が爽やかな「サラリーマン大家そーめい 実践!不動産投資で幸せになる方法~サラリーマン大家の日記~」です。
このブログを読んで、もっと不動産投資について知りたくなったら、そーめいさんの無料レポートやメルマガを読んでみるのもいいかもしれません。
サラリーマン大家さんではなく、サラリーマンの妻が大家さんのブログ「サラリーマンの妻だから不動産投資できる」は、女性らしいかわいらしいデザインで、内容も充実しているため、コメントがたくさんついています。
サラリーマンをしながら、自分でリフォームにトライしている大家さんのブログ「ダメ駄目サラリーマンが不動産投資をしてみた」も興味深いです。
この方はサラリーマン大家さんになったきっかけもちょっと変わっています。
朝日新聞にも掲載されたことのあるサラリーマン大家さんのブログ「水戸市のサラリーマン大家さん」を読むと、すでに成功しているサラリーマン大家さんの日常がわかるでしょう。
読んでいると、ちょっとうらやましくなってしまいます。
不動産投資 ファンド
不動産投資ファンドとは、株式投資ファンドなどと同様に、投資家から資金を集めて割安で価値の上がりそうな不動産物件を購入し、賃貸収入や売却利益を投資家に分配する仕組みのことをいいます。
不動産に直接投資するよりも遥かに少ない金額から投資できますし、不動産投資に比べるとリスクが少ないため、新しい投資法として注目を集めているようです。
不動産投資ファンドは、都市開発の促進に一役買うこともありますし、比較的、配当利回りが高いというメリットも魅力でしょう。
インフレにも強く、不動産物件に直接投資する時のような煩雑さがない(不動産物件の管理や売買など)のも重要なポイントです。
メリットの多い不動産投資ファンドへの投資ですが、当然、デメリットもあります。
まずは、投資した不動産ファンド会社の倒産というリスク。
これは、なかなか素人には判断できないと思います。
不動産投資ファンドを格付けする会社もありますが、あまりあてにはならないみたいです。
投資した不動産ファンド会社が倒産してしまった場合、配当どころか、投資したお金も返ってこないという大惨事になってしまいます。
もう一つの大きなリスクが、地震や火災などで不動産ファンド会社が購入した不動産物件が被害を受け、価値がなくなったり、減ってしまうこと。
この場合も、配当額が大幅に減ってしまうでしょう。
高配当だし、低金利でお金を貯金していても運用できないからと、軽い気持ちで不動産投資ファンドにお金をつぎ込む前に、三国 仁司さん著の「不動産投資ファンド―問題点とその対応」などの本を読んで、そのリスクを充分に認識してから投資してください。