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不動産投資 表面利回り、実質利回りの違い
不動産投資の利回りとは、投資した金額に対して得られる年間収入の割合です。
この利回りには、大きく分けて2つの種類があります。
「表面利回り」と「実質利回り」です。
まず、前者の「表面利回り」。
これは、不動産価格に対する年間の収入割合を単純に示したもので、収益を簡単に把握出来るので一般的によく使われています。
次に、後者の「実質利回り」。
これは、不動産購入時と不動産保有時におけるそれぞれの諸経費を考慮して計算したもので、年間の収入から賃貸管理費、建物管理費、修理費、火災保険料、固定資産税などを引いた額を投資金額で割ったものです。
例えば、物件価格が10,000万円、年間の収入が500万円、購入時の諸経費が500万円、不動産保有時の諸経費が年間100万円の不動産があったとします。
この場合の「表面利回り」は、単純に500万円÷10,000万円×100で5%の利回りとなります。
しかし、「実質利回り」は、(500万円-100万円)÷(10,000万円+500万円)×100で3.8%の利回りとなり、1%以上の差が出てしまうことになります。
不動産投資の場合、不動産購入時、保有時、売却時に不動産特有の様々な経費が発生します。
この諸経費を計算に入れておかないと、予想していたほどの収益が上がらず、予定が狂ってしまう場合があります。
不動産投資においては、常に実質利回りで考えておく必要があると言えるでしょう。
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