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人民元とは
人民元(じんみんげん)とは、中華人民共和国の通貨単位の事で日本語では慣用的に呼ぶ言葉です。
中国では通常、「人民幣(Renminbi、略称RMB)」と呼ばれています。
現在、人民元で流通している硬貨の種類は、1元、5角、1角、5分、2分、1分と6種類あり、1元=10角=100分という価値で、人民元の補足単位として使われています。
また、人民元で流通している紙幣の種類は、100元、50元、20元、10元、5元、1元と硬貨同様6種類あり、1元は硬貨にもありますが、紙幣でも存在しています。
人民元の為替制度は2005年、それまでの実質的な固定相場制から、通貨バスケット制を参考に調整した多通貨バスケット(ドル、ユーロ、円、ウォン等11通貨)による、管理変動相場制(管理フロート制)へ移行しました。
しかし、実際にはドルの比重が高く、現在では実質的にドルと連動をとるドルペッグ制となっています。
中国はどうして他の先進国とは異なり、通貨の変動幅を中国人民銀行が管理する「管理変動相場制」を採用しているのでしょうか。
それは、一般的には経済が成長するに従ってその国の通貨の価値は徐々に高くなっていきますが、通貨の変動幅を政府が管理する事で通貨の価値を低く抑える事が出来る為です。
ただ、現在では、高成長を続けている中国の経済力に比べ、人民元のレートは割安で不均衡だとの見方が米国を中心に強まってきている為、中国人民銀行では人民元制度改革に伴い、人民元切り上げを段階的に行う方針を示しています。
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