このサイトでは、投資全般に関する基礎知識を紹介しております。
FXは他の投資よりもリスクが低い
あなたが見聞きしている情報で、もし、FXは他の投資よりもリスクが低いとあったのならば、それは大きな間違いです。
覚えておいてください。
リスクのない投資や取引など、この世の中には存在しません。
投資や取引には、必ずリスクが付いてきます。
FXは貯蓄型の金融商品ではないので、当然、元本保証もなければ、長期運用による利息もありません。
外為取引ですので、為替相場の変動リスクなど複数のリスクが付いてきます。
そして、FXの一番のリスクの要因が、あなたの手元の資金以上の大きな金額で実際の取引が出来てしまうことです。
このことにより、うまくいった場合には利益も大きくなりますが、逆に、あなたの手持ち資金以上の損失が出てしまう可能性もあるのです。
どうですか?これでも、他の投資よりもリスクが低いといえますか?そうはいっても、やはりFXに魅力があるのも事実です。
現在では、仮想マネーでFXのバーチャル取引を体験出来るデモトレードの無料サイトも準備されています。
初心者はどうしても、相場が急変したり、相場の見極めを誤ったりした場合のストップロス、つまり、損切りがなかなか出来ない傾向があります。
結局、強制ロスカットされてあなたの大切な資金が全てなくなってしまうこともあるでしょう。
まずは、バーチャルFXでしっかりと「自分なりのルール」を身に付け、資金管理を徹底しましょう。
その後に、実際のFXの口座で取引を始めることで、多少なりとも初心者のFXにおけるリスクを回避することが出来ます。
FXは手数料が安い
現在はFX業者の競争も加熱気味で、取引手数料を安価に設定したり、通貨の売買においては手数料を無料にしたりしている業者も少なくありませんね。
「手数料無料」と聞くと、つい、そのFX業者を利用したくなってしまいますが、ちょっと待ってください。
冷静に考えてみましょう。
利益を出さなければならない業者なのに、どうして手数料を無料にすることが出来ると思いますか?答えは簡単です。
外貨の売りと買いのレートには「スプレッド」という差があります。
例えば、「1ドル100円から100円5銭で取引されている」と報じられた場合、買いは100円、売りは100円5銭という意味で、5銭の差が生じています。
この買いと売りの価格差の中には取引業者に支払うコストが含まれているので、FX業者は収益としてこのスプレッドを得ることが出来るのです。
つまり、手数料を無料にしてでも顧客を集めることで取引金額は大きくなり、FX業者の収益が膨らむ仕組みとなるわけですね。
FX業者を比較する際には手数料が無料ということばかりに目を奪われてしまいがちですが、この売値と買値の価格差であるスプレッドの金額にも注意を払いましょう。
スプレッドが大きい業者は、結果的には手数料が高いということになります。
手数料が安価な上にスプレッドがなるべく小さいFX業者を選ぶと、その分、少ないコストでより大きな利益を得ることが可能となるでしょう。
FXはスワップポイントの金利が大きい
まず、スワップポイントとは一体どんなものでしょう。
スワップとは、各国の通貨間に金利差があった場合に生じる差益のことです。
そして、スワップポイントとは、金利の高い通貨を買って金利の安い通貨を売った場合に、その金利の差分を受け取ることです。
具体的には、もし、豪の金利が4.25%で日本の金利が0.1%だった場合、その差は4.15%となります。
この差がスワップポイントです。
もちろん、高金利の通貨を売って低金利の通貨を買った場合には、金利を支払う事になります。
スワップポイントは、このお金の受け渡しが毎日発生するのです。
この金利に大きな変動がなければ、買い続けることで金利が毎日確実に貯まっていきます。
FXでは、自分の手持ちの金額よりも、より大きな金額で取引が出来るので、この金利が何倍にも、もしかすると何十倍にもなる可能性があります。
FX投資の中で、このスワップポイントを受け取ることを中心に投資することを「スワップ投資」とも呼び、これだけを目的にしてFX運用をしている人もたくさんいます。
しかしながら、各国の金利情勢は日々変動し、その変化に応じてスワップポイントも変わっていきます。
取引する時点によって金利は変動しているので、十分注意が必要です。
また、スワップポイントはFX業者によって大きく異なります。
安定して高いスワップ金利を提示し続けているFX業者を選択することも重要です。