このサイトでは、投資全般に関する基礎知識を紹介しております。
実際のお金よりも大きな取引が出来る(レバレッジ)
FXの魅力のひとつに、レバレッジがあげられます。
このレバレッジとは、小さい金額で大きな金額の取引をすること。
つまり、あなたの手元の金額を数十倍、または、数百倍にして運用することができ、その差益を得られるのです。
具体的な金額を例に挙げると、例えば、100万円の入金(証拠金)でレバレッジの倍率が1倍であれば、100万円の取引しか出来ません。
ここでレバレッジの倍率を5倍にすると、500万円までの取引が可能となります。
もし、レバレッジの倍率を10倍にすると、1,000万円の取引が出来るのです。
もちろん、それ以上の倍率の場合には、もっと大きな金額の取引が出来るので、利益が出た場合にはかなりの金額となるでしょう。
うまく取引が出来れば、こんな美味しいことはありませんよね?けれど、FXはそんなに甘くはありません。
レバレッジの倍率を高く設定していればしている程、あなたの予想通りに相場が動かなかった場合には損失も多額になってしまいます。
要するに、このレバレッジのかけ方ひとつでFXにおけるリスクの割合もかなり変化してくるというわけです。
レバレッジはハイリスク・ハイリターンであることを認識し、あなたの証拠金に見合った倍率のレバレッジで取引を行うようにしましょう。
万が一、損失が膨らむと、追加で証拠金を入れなければならない「追証」が発生します。
これは、多くの場合、レバレッジが高すぎることが原因となっていますので、このような場合にはレバレッジを低く設定するようにすると良いでしょう。
ポートフォリオとは
まず、「ポートフォリオ」という言葉ですが、これは「紙ばさみ」を意味する英語からきていて、持ち運びが出来る書類入れや作品ファイルの意味として使用されています。
しかし、現在の日本では、金融・経済分野での投資・資産運営・資産管理などの際に、複数の金融商品に分散投資することや、その投資した金融商品の組み合わせを指すことが多いようです。
例えば、あなたが1億円を持っていたとしますね。
それをそのまま預金しておくのはもったいないと考え、運用しようとします。
ここであなたは、将来有望だからといわれて、1億円全てをA社に投資したりするでしょうか?もし、A社が倒産してしまったら、あなたの1億円は全てなくなってしまいます。
現代社会において、安全な投資先などは存在しないといっても、決して過言ではありません。
それならば、何割を株式に、何割を円預金に、何割を外貨預金に投資するなどとすると、少しでもリスクを分散出来るとは思いませんか?株式に投資する場合でも、A社、B社、C社と分散して投資することで、A社に予期しない事柄が発生した場合でも、B社やC社から利益が出ていれば、カバーすることが出来ます。
これがポートフォリオです。
FXにおけるポートフォリオは、複数の通貨ペアを組むことで、いずれかの通貨の相場変動でスワップポイントがなくなった場合でも他の通貨のスワップポイントで補うことが出来るという投資テクニックの一つになります。
デイトレードとは
デイトレードという言葉は、株取引では馴染みのある言葉かもしれませんね。
一日に複数回の取引を行う「日計り取引」のことで、買ったその日に売却するトレード方法です。
デイトレードを継続的に行う人を一般的に「デイトレーダー」と呼びます。
デイトレードのメリットとしては、「次の日に持ち越すリスクない」ことがあげられます。
株でも為替でもそうなのですが、世界の経済情勢やニュースが値動きを簡単に左右します。
保有していて一晩経ったらマイナスになっていたということはよくある話です。
しかし、デイトレードの場合は保有時間が短いため、経済情勢や為替損益のリスクにさらされる確率が低いといえるでしょう。
また、経験した人ならわかると思いますが、ホールドすることによって生じる明日の経済情勢のストレスからも解放されます。
でも、FXのデイトレードの場合には、為替の相場が一日のうちで大きく変化することはあまりありません。
かなり高いレバレッジをかけない限り、結局は細かな売買を重ねて少ない儲けを少しずつ積み上げていくことになります。
一日掛かりで取引していても、もしかしたら儲けがない場合だってあります。
けれど、逆にいえば、一度に大きな儲けは決して期待できませんが、為替損益のリスクが少ない分、こつこつ続けていけば、どんどん儲けが増えていき、損もあまりしないという初心者には適した投資方法なのかもしれません。