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不動産投資ノウハウ
不動産投資ノウハウを学ぶには、不動産投資セミナーに通ったり、本を読んで不動産投資について学んだり、不動産投資を行っている人のブログを読むなどの方法があります。
不動産投資初心者が、不動産投資ノウハウを学びもしないで不動産投資に手を出すのは極めて危険な行為です。
不動産投資は不動産物件の購入時にも、運用時にもコストがかかります。
一度、不動産物件を購入してしまったら、なかなかすぐには換金できないですし、借り手がみつからない、天災や人災で不動産物件の価値が激減するなどのリスクもあるのです。
税金や法律についての知識も必要になるでしょう。
無謀な不動産投資で破産しないためには、健全な投資計画を立てる必要があります。
無理のない資金計画や投資物件に関する情報を集め、投資に値するかどうか見極める力も大切です。
不動産投資は中期から長期で利益を得ようとする投資法なので、長いスパンで考え、冷静な判断をしないと後悔することになると思います。
不動産投資ノウハウを勉強しても自信が持てないようなら、思い切って不動産投資を断念するのも賢明な選択かもしれませんし、信頼できる専門家に相談するのも一つの方法です。
気をつけたいのは、5年や10年、不動産投資で利益が出ていたとしても、それがずっと続くとは限らないということ。
サラリーマン不動産投資家などが増えていますが、その成功談を読んで、この人が成功しているから自分もできそうと考えるのは危険です。
20年後、30年後にどうなっているかはわかりません。
不動産投資ゲーム
不動産投資ゲームといえば、まず、金持ち父さんのキャッシュフローゲームが思い浮かびます。
ベストセラーとなった「金持ち父さん貧乏父さん」の著者であるロバート・キヨサキが考案したこのキャッシュフローゲームは、二人から六人でプレイすることで、金持ちのお金に対する考え方を学ぶことができるというものです。
基本となる「キャッシュフロー101」、上級者用の「キャッシュフロー202」、子供用の「キャッシュフロー・フォー・キッズ」に分かれています。
キャッシュフローゲームは、不動産投資ゲームというよりも、株式投資や会社設立などを含めた不労所得を得るための基礎的な知識を習得するゲームと説明した方が正確な表現かもしれません。
キャッシュフローゲームのシリーズは、公式ショップの他、Amazonや楽天市場などでも購入することができます。
また、より深くゲームを理解し、気づきを得るためのキャッシュフローゲーム教室も定期的に開催されているようです。
不動産投資の勉強になるかどうかは微妙ですが、不動産投資ゲームとしては、「モノポリー」も有名でしょう。
歴史と伝統があり、世界中にたくさんの愛好家がいるゲームです。
モノポリー(独占)が意味する通り、ゲーム盤上の不動産を独占して、他のプレイヤーを破産させるというゲームになります。
ゲームではありませんが、ウィリアム・J・ポルブーさん、ジェフリー・L・クルクシャンクさん共著の「ハーバード・ビジネススクールが教える不動産投資ゲーム」も不動産投資について学びたい人には役に立つ一冊です。
不動産投資インデックス
不動産投資インデックスとは、「投資収益指標」のことで、不動産投資の成果を客観的かつ合理的に評価するために導入されました。
不動産投資インデックスの算出方法は、国土交通省によって定められており、インカム収益率(一定期間の賃料収益などから得られるインカムゲインを期首の資産価値で割って求める。管理費のような経費は除いた純収益)とキャピタル収益率(不動産物件の期中の価値の変動を期首の資産価値で割って求める)を合計した総合収益率で不動産の収益率を表します。
不動産投資インデックスは、不動産市場の成長度合いを時系列的に図って分析することができるなど有用性が高い指標なのですが、不動産取引データの多くは非公開であるため、なかなか浸透していません。
不動産物件の価値は基本的に、月日の経過と共に下落していきますから、インカム収益率やキャピタル収益率も、経年劣化につれて変化するでしょう。
不動産投資インデックスは、信頼できる豊富なデータに基づいて、継続的に算出されている必要があります。
今のところは、標準となるような不動産投資インデックスは存在しないといわれていますが、三菱UFJ信託銀行とシービー・リチャードエリス総合研究所が共同開発したMUTB-CBRE不動産投資インデックスやIPDジャパン不動産投資インデックスなどの民間会社が作成している不動産投資インデックス、社団法人不動産証券化協会作成の「ARES J-REIT Property Index」が参考になるかもしれません。