このサイトでは、投資全般に関する基礎知識を紹介しております。
デイトレードとは
デイトレードという言葉は、株取引では馴染みのある言葉かもしれませんね。
一日に複数回の取引を行う「日計り取引」のことで、買ったその日に売却するトレード方法です。
デイトレードを継続的に行う人を一般的に「デイトレーダー」と呼びます。
デイトレードのメリットとしては、「次の日に持ち越すリスクない」ことがあげられます。
株でも為替でもそうなのですが、世界の経済情勢やニュースが値動きを簡単に左右します。
保有していて一晩経ったらマイナスになっていたということはよくある話です。
しかし、デイトレードの場合は保有時間が短いため、経済情勢や為替損益のリスクにさらされる確率が低いといえるでしょう。
また、経験した人ならわかると思いますが、ホールドすることによって生じる明日の経済情勢のストレスからも解放されます。
でも、FXのデイトレードの場合には、為替の相場が一日のうちで大きく変化することはあまりありません。
かなり高いレバレッジをかけない限り、結局は細かな売買を重ねて少ない儲けを少しずつ積み上げていくことになります。
一日掛かりで取引していても、もしかしたら儲けがない場合だってあります。
けれど、逆にいえば、一度に大きな儲けは決して期待できませんが、為替損益のリスクが少ない分、こつこつ続けていけば、どんどん儲けが増えていき、損もあまりしないという初心者には適した投資方法なのかもしれません。
FXは他の投資よりもリスクが低い
あなたが見聞きしている情報で、もし、FXは他の投資よりもリスクが低いとあったのならば、それは大きな間違いです。
覚えておいてください。
リスクのない投資や取引など、この世の中には存在しません。
投資や取引には、必ずリスクが付いてきます。
FXは貯蓄型の金融商品ではないので、当然、元本保証もなければ、長期運用による利息もありません。
外為取引ですので、為替相場の変動リスクなど複数のリスクが付いてきます。
そして、FXの一番のリスクの要因が、あなたの手元の資金以上の大きな金額で実際の取引が出来てしまうことです。
このことにより、うまくいった場合には利益も大きくなりますが、逆に、あなたの手持ち資金以上の損失が出てしまう可能性もあるのです。
どうですか?これでも、他の投資よりもリスクが低いといえますか?そうはいっても、やはりFXに魅力があるのも事実です。
現在では、仮想マネーでFXのバーチャル取引を体験出来るデモトレードの無料サイトも準備されています。
初心者はどうしても、相場が急変したり、相場の見極めを誤ったりした場合のストップロス、つまり、損切りがなかなか出来ない傾向があります。
結局、強制ロスカットされてあなたの大切な資金が全てなくなってしまうこともあるでしょう。
まずは、バーチャルFXでしっかりと「自分なりのルール」を身に付け、資金管理を徹底しましょう。
その後に、実際のFXの口座で取引を始めることで、多少なりとも初心者のFXにおけるリスクを回避することが出来ます。
FXは手数料が安い
現在はFX業者の競争も加熱気味で、取引手数料を安価に設定したり、通貨の売買においては手数料を無料にしたりしている業者も少なくありませんね。
「手数料無料」と聞くと、つい、そのFX業者を利用したくなってしまいますが、ちょっと待ってください。
冷静に考えてみましょう。
利益を出さなければならない業者なのに、どうして手数料を無料にすることが出来ると思いますか?答えは簡単です。
外貨の売りと買いのレートには「スプレッド」という差があります。
例えば、「1ドル100円から100円5銭で取引されている」と報じられた場合、買いは100円、売りは100円5銭という意味で、5銭の差が生じています。
この買いと売りの価格差の中には取引業者に支払うコストが含まれているので、FX業者は収益としてこのスプレッドを得ることが出来るのです。
つまり、手数料を無料にしてでも顧客を集めることで取引金額は大きくなり、FX業者の収益が膨らむ仕組みとなるわけですね。
FX業者を比較する際には手数料が無料ということばかりに目を奪われてしまいがちですが、この売値と買値の価格差であるスプレッドの金額にも注意を払いましょう。
スプレッドが大きい業者は、結果的には手数料が高いということになります。
手数料が安価な上にスプレッドがなるべく小さいFX業者を選ぶと、その分、少ないコストでより大きな利益を得ることが可能となるでしょう。