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CFDは24時間取引できる
CFD取引は、世界中の株や金融商品の取引市場にアクセスすることが出来ます。
日本が夜中の時間帯でも、時差の関係でどこかしらのマーケットはオープンしているので、事実上、24時間の取引が可能となるのです。
そのため、仕事をしているサラリーマンやOLなど、日中は忙しくて投資に参加できない人の場合でも、仕事が終わった夜間にゆっくりと取引をすることが出来ます。
ただ、いくら24時間取引が可能だとしても、その国のマーケットがオープンしている時間帯でなければならないので、日本の日経225採用銘柄については、現物取引同様の取引時間となってしまいます。
このように、日本の個別株をCFDで取引している間はあまりメリットを感じられないかもしれません。
しかし、世界に目を向けた場合には、夜間にオープンしているマーケットでも、個別株だけではなく株価指数や商品など、深夜であっても投資対象物は広範囲に及びます。
FXの人気が急増した理由の一つに、日中仕事をしていても帰宅後に取引が可能である点があげられると思いますが、このCFDでも24時間取引出来る点は大きな魅力となるでしょう。
また、時間に自由が利く取引では、自分が把握していた値段を見失わずに取引することが可能となり、結果として損失を最小限にくい止めることも出来ます。
これはリスクヘッジの面で、とても重要なことです。
CFDは自分の生活のリズムに合わせて、自由に取引時間を決めながら行える投資商品なのです。
CFDのレバレッジとは
CFDの特徴であり、魅力でもあるレバレッジ。
これは、業者に支払った証拠金の額に対して、何倍の金額で取引出来るかを示したもので、業者によってその範囲は様々です。
中には、1倍~400倍まで可能な業者もあり、自分に合った倍率を選んで取引することが可能となっています。
具体的には、例えば、10万円の証拠金で1ドル100円のドルを買ったとしますね。
仮に、10倍のレバレッジを掛けた場合、取引金額は1万ドル、すなわち、100万円です。
20倍なら、取引額は2万ドルの200万円、100倍ならば10万ドルの1,000万円にもなります。
ここで、1円の円安になったとしましょう。
10倍のレバレッジなら、1万ドル×1円で1万円の利益が出ますね。
20倍なら2万円、100倍ならば10万円です。
CFDは差金決済取引ですので、あなたは取引額である100万円や200万円、1,000万円を払い込むことなく、証拠金の10万円のみで、この利益が得られます。
これがレバレッジの効果です。
逆に、1円の円高になってしまった場合には、これとは逆のことが起きてしまいます。
証拠金は10万円ですので、一瞬にしてこの金額が吹っ飛んでしまうのです。
CFDは高レバレッジを活用することで、短期間で大きな利益を上げられるところが魅力の一つですが、短期間で多額の財産を失う恐れも十分にあります。
リスク管理を徹底できない場合には、CFD取引には手を出さない方が無難かもしれません。
CFDのオーバーナイト金利とは
FXではおなじみのスワップ金利。
このFXで言うところのスワップ金利と同様の仕組みがCFDにもあり、オーバーナイト金利と呼ばれています。
オーバーナイト金利は、CFDで取引できる対象銘柄全てに関わっているわけではありません。
株式CFDと株価指数CFD、業種別CFDを取引した場合で、日にちをまたいでポジションを保有した場合に発生します。
ここで注意して欲しいことは、オーバーナイト金利とスワップ金利では、仕組みは同じでも結果が違ってくることです。
FXの場合には、例えば、豪ドル/円を買う場合、借り入れた日本円の利息を払う一方、豪ドルの利息をもらえることになります。
オーストラリアは日本よりも高金利なので、豪ドル/円を買うと利息がもらえるのです。
対するCFDでは、オーストラリアの個別株を買う場合、日本円で海外株を買うことが出来ないため、豪ドルを借りて株式を購入することになります。
このことにより、買いポジションであるにも関わらず、金利の支払い義務が生じるのです。
また、FXでは金利の高い通貨を空売りし、その売りポジションを翌日まで持ち越すことによりスワップポイントの支払い義務が生じますが、CFDの場合は売りポジションを持ち越すことにより常にオーバーナイト金利を受け取ることが出来るようになっています。
CFD取引では売りから入る事も可能ですので、こういったことも念頭に置いて取引を行うと良いでしょう。