このサイトでは、投資全般に関する基礎知識を紹介しております。
FXはスワップポイントの金利が大きい
まず、スワップポイントとは一体どんなものでしょう。
スワップとは、各国の通貨間に金利差があった場合に生じる差益のことです。
そして、スワップポイントとは、金利の高い通貨を買って金利の安い通貨を売った場合に、その金利の差分を受け取ることです。
具体的には、もし、豪の金利が4.25%で日本の金利が0.1%だった場合、その差は4.15%となります。
この差がスワップポイントです。
もちろん、高金利の通貨を売って低金利の通貨を買った場合には、金利を支払う事になります。
スワップポイントは、このお金の受け渡しが毎日発生するのです。
この金利に大きな変動がなければ、買い続けることで金利が毎日確実に貯まっていきます。
FXでは、自分の手持ちの金額よりも、より大きな金額で取引が出来るので、この金利が何倍にも、もしかすると何十倍にもなる可能性があります。
FX投資の中で、このスワップポイントを受け取ることを中心に投資することを「スワップ投資」とも呼び、これだけを目的にしてFX運用をしている人もたくさんいます。
しかしながら、各国の金利情勢は日々変動し、その変化に応じてスワップポイントも変わっていきます。
取引する時点によって金利は変動しているので、十分注意が必要です。
また、スワップポイントはFX業者によって大きく異なります。
安定して高いスワップ金利を提示し続けているFX業者を選択することも重要です。
CFDとは、どんな投資
CFDとは、「Contract For Difference」の略で、日本語では「差金決済取引」を意味する投資商品の一つです。
株式や商品などといった特定のものを売買するのではなく、原資産となる国内外の株価や金価格など金融商品の価格や指数を参照して、差金決済する取引の事を言います。
FXも差金決済取引の一つですが、一般的には外国為替をFX、それ以外の株式や株価指数などはCFDと呼んでいます。
CFDが投資家にとって便利なのは、世界中のいろいろな銘柄を取引することが出来る点です。
国内外株式の個別銘柄から株価指数、商品、債券まで、ありとあらゆる幅広い対象に投資が出来ます。
これを一つの口座でまとめて取引出来るので、余計な手間が掛かりません。
また、CFDは「買い」から入ることはもちろん、「売り」から入ることも可能です。
株式投資は株価が上がらなければ儲かりませんが、CFDなら価格が下がりそうだと思えば売りから入ればよく、下げ相場でも大きな利益を出すチャンスがあります。
これは、信用取引における「空売り」と同じ原理ですが、株式投資の場合には様々な規制があり、容易には出来ないようになっています。
このように、CFDは世界中のあらゆる「相場」を個人でも簡単手軽にトレードし、収益を上げる事が出来るツールと言ってもいいでしょう。
しかし、一旦トレードに失敗すると、大きな損失を招く恐れもあります。
CFD取引がどういうものであるかをしっかりと理解してから、取引を行うようにすると良いでしょう。
CFDは証拠金が少なくても可能
CFD取引では、最初に、「証拠金」と呼ばれているお金を取引のための口座を開設した業者に預け入れることが求められます。
この証拠金とは、あなたに代わってCFD取引の運用を行っている業者への、要は担保のようなものです。
もし、損失が出た場合にはこの証拠金から支払われ、場合によっては追加して証拠金を支払うこともあります。
この証拠金に、レバレッジという1~数百倍の倍率を掛けて商品の取引が可能になるのが、証拠金取引です。
例えば、証拠金10万円で10倍の価格の株を買った場合、株価が10%アップすると利益は10万円になります。
しかし、株価が10%ダウンすると損失も10万円となり、投資額は0円となってしまいます。
このように、証拠金取引では「少ない投資額で多額の投資が出来る」というメリットがあります。
資金力がある場合には、取引量を増やせばいいだけなのですが、大きなポジションを取れない個人投資家は市場が思惑通りに動いたとしても、得られる利益はごく僅かになってしまいます。
そこで、この証拠金取引を利用することにより、実際に必要な資金を業者に支払うことなく、大きな差益を見込むことが出来るのです。
もちろん、差益が大きくなるということは損失も同じように大きくなるわけですから、証拠金取引ではリスク管理が最も重要となってきます。
自分が取引したいと思っている銘柄の変動幅は、あらかじめチェックしておくことが基本です。