このサイトでは、投資全般に関する基礎知識を紹介しております。
投資信託のリスク
多くの金融商品が販売されておりますが、金融商品にはっすべてリスクがあります。
サラリーマン、OL,主婦に人気がある投資信託にも元本保証や利息を保証したものではなく当然リスクがあります。
投資信託は国内外の株式や債券、不動産など値動きのあるものに投資するため、投資対象により値上がりによって利益が期待できると同時に、値下がりによる損失のリスクもともないます。
一般的には、リスクが大きければ期待できる収益・損失も大きく(ハイリスク-ハイリターン)です。
逆にリスクが小さければ期待できる収益(損失)も小さい(ローリスク-ローリターン)となります。
投資信託の主なリスクにを見ていきましょう。
●価格変動リスク株価に代表されるように、価格が上下に変動するリスクです。
例えば、株価は会社の業績をはじめ、国内や世界の政治や経済情勢などの影響を受け変動します。
最近のサプライム問題を端にアメリカの株式の下落が全世界に波及したようにです。
投資信託に組み入れた株式の株価や債券の値下がりによる価額の下落により投資元本を割り込むこともあります。
●金利変動リスク 債券を組み入れている投資信託は市場金利の変動により債権価額に影響が出ます。
債券価額は市場金利の変動により価格が常に変動するのです。
金利の上昇により債券価格は下落(債券利回りの上昇)し、逆に金利の低下により債券価格は上昇(債券利回りの低下)します。
すなわち景気や政策などによって金利が変動するリスクです。
●信用リスク 信用リスクとは、株式や債券を発行している国や企業などの業績や財務状況の悪化などから、株価や債券価格に影響を与え投資額が目減りして債券の償還などが滞ったりできなくなることをいいます。
デフォルト(債務不履行)リスクともいいます。
ただし、投資信託の場合は投資先企業の業績悪化などにより投資額が目減りするリスクはありますが、投資信託の財産は投資信託の販売会社、運用会社、保管会社のどこが倒産しても法律により守られているので、投資家の財産が失われてしまう信用リスクはありません。
●為替リスク投資信託によっては、海外の株式や債券などに投資をしているものもあります。
外貨建ての資産に投資をする場合は、日本円と米ドル、ユーロなど、外国通貨との交換レートは常に変動して為替の変動により円に換算する際に、その時点のレートによって資産価値が増えたり目減りしたりすると影響を受けることになります。
例えば外貨建ては収益が上がっていても、その通貨に対し円高に振れれば、円換算では損失が発生することもあるわけです。
逆に大幅に円安となれば円換算では利益がでることもあります。
本来の資産の価格の動きとは別に通貨の交換レートの変動によって、利益がでたり損失をこうむったりするリスクが為替リスクなのです。
投資信託には当然のことですがメリット、デメリットがあります。
投資信託を購入する人の中には、メリットだけを見てリスクデメリットを認識せず、失敗してしまうケースもあります。
これらの様々なリスクをしっかりと踏まえて、上手に活用をしていきたいものですね。