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ニッセイTOPIXオープン
ニッセイTOPIXオープンについて説明します。
こういった「投資」の説明というのは、分かるようでいて分かりにくいものです。
「ニッセイTOPIXオープン」のHPを見ても、リスクの意味や基準の説明に終始しているだけであり、肝心の概要については、素人にはさっぱりです。
「投資」をいうものを分かっていることを前提しているのでしょうね。
そこで、ここでは基本的なことから話を始めます。
まず、言葉の意味から。
「ファンド」とは、国債・公債や資金。
ここでは投資信託をいいます。
「投資信託」のシステムは、概ね次のとおりです。
1:証券会社が、一般の投資家から集めた資金を信託銀行に信託。
2:証券会社は信託銀行に指示して、信託金を金融・証券市場で運用させる。
3:運営で得た利子・配当金・値上がり益は、投資家に分配される。
「TOPIX」とは東京証券所の株価指数のこと。
昭和43年1月4日時点の東証一部の全銘柄の時価総額を100として、毎日の時価総額を数値化したものです。
さて、「ニッセイTOPIXオープン」も投資信託のひとつ。
「ニッセイアセットマネジメント」が運用しています。
名前に「TOPIX」とありますが、これは「TOPIXに連動している投資信託(ETFという)」ということです。
主な投資先は「ニッセイ国内株式インデックスマザーファンド」ですが、株価指数先物等にも投資しています。
投資信託は会社に投資を委託するシステムなので、毎月「信託報酬」という料金が発生します。
「ニッセイTOPIXオープン」も投資信託なので信託報酬がかかります。
報酬率は0.525%。
これが毎月かかってくるのです。
高いかというとそうではありません。
TOPIXに連動する投資信託の中では、最安値クラスなんです。
毎月の信託報酬が安い代わり、解約時には0.3%の信託財産留保額がかかります。
しょっちゅう売り買いしていると、手数料ばかりかさむので、比較的長期の信託を望む人に向いているでしょう。
こんな「ニッセイTOPIXオープン」ですが、どこで購入するのがいいのでしょうか。
購入時の手数料が無料(ノーロード)なところは、ジョインベスト証券と三菱UFJ証券です。
三菱UFJ証券はネット取引に対応してませんので、三菱UFJ証券が近くにないのなら、ジョインベスト証券で決まりですね。
購入価格は、そのタイミングによって違ので、リスクを少しでも減らすには「投信積立」がベターでしょう。
「投信積立」は、毎月、少しずつ投資信託を購入するので、時々の変動の影響を小さくできるのです。
「ニッセイTOPIXオープン」は、貯金ではなく投資です。
元本が保証されているわけではないので、購入に際しては十分に検討しください。