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ゆうちょ銀行の投資信託
2007年10月に誕生した、ゆうちょ銀行もだんだんとなじんで来たように思います。
ただ、見た目は元の郵便局ではありますが、れっきとした民営の銀行ということで、窓口で振込みとかをお願いするときとか、投資信託のお誘いがかかることも多くなりました。
これは、ゆうちょ銀行が総資産220兆円を超える世界最大の銀行とはいえ、現段階では、ローンや融資などの貸し出し業務ができないことから、収益確保のために、投資信託販売をより力を入れて行っているといえます。
ゆうちょ銀行が販売している投資信託の数はそれほど多くはなく、全部で9つです。
大きく分けると、株式へ投資するもの(フィデリティ・日本配当成長株投信、大和ストックインデックス225ファンドなど)、債券に投資していくもの(野村世界6資産分散投信、未来時計、日興五大陸債券ファンドなど)、そして不動産投資信託に投資していくもの(DIAM世界リートインデックスファンド )、の3つになり、さらに、これらを日本国内だけが投資対象なのか、海外の外国も投資対象になるのか、で商品を絞っていくことになります。
売れ筋としては、預金の延長として購入しやすい、債券型に人気が集中しています。
これは、サブプライム問題などで、変動が激しい株式よりも、リターンは減っても、安定性が高い債券タイプの方が窓口で説明しやすいということがあります。
投資は自己責任が原則とはいえ、2007年9月30日に金融商品取引法が施行されてから、金融商品を販売する際には、商品の特長とそれに付随するリスクを十分かつ丁寧に説明しなければいけないことになっているからです。
ただその反面、投資信託を販売する際の、かなり高めに設定された手数料については、それほど十分な説明はありません。
投資信託は、インデックス型なら、どこで買っても名前が違うだけで中身は同じです。
大事な虎の子の貯金です。
商品説明を受けた上で、興味をもったなら、その場で即断はせず、ほかと比較検討した上で、資産運用していきたいところです。