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BRICs(ブリックス)とは
BRICs(ブリックス)とは、ブラジル(Brazil)、ロシア (Russia)、インド (India)、中国 (China) の頭文字を合わせた4ヶ国の総称を言います。
最後の「s」は、複数形を意味する小文字の「s」ですが、これが大文字の「S」で「BRICS」となった場合には、南アフリカ(South Africa)を表すこともあります。
BRICsは正式な英語ではなく、2003年にゴールドマン・サックス社が発表した経済発展の著しい国を表す言葉です。
エマージングと呼ばれる新興諸国の中でも、特に将来性の高い世界経済上重要な国々の頭文字を取っているのです。
初めてBRICsという言葉を使ったレポートによると、2050年の国内総生産(GDP)は中国、アメリカ、インド、日本、ブラジル、ロシアの順番になっており、ロシアのGDPは2028年にイタリア、フランス、ドイツを上回り、ブラジルは2036年までにロシアを抜いていると予測されています。
BRICsの急成長で考えられるメリットとしては、BRICsの各国は人口規模がとても大きい為、GDPが上がって国民の所得水準が高まれば国内消費も飛躍的に伸び、先進国から同諸国への輸出が拡大していく可能性がある事が挙げられます。
今後、BRICs各国の躍進で世界のパワーバランスにも大きな変化が現れ、米国一極集中から多極化へと流れが進んでいくと予想されているようです。
CFDと日本株の違い
CFDでは当然日本株の売買も出来ますが、それではCFDと現物の日本株の違いにはどんなものがあるでしょう。
まず、現物の日本株は、東京証券取引所や大阪証券取引所などの各証券取引所へ上場している全ての企業の銘柄を売買する事が出来ます。
それに対しCFDは、業者によっても異なりますが、主に東京証券取引所へ上場している銘柄のみが売買の対象となっていて、売買出来る銘柄は現物株よりも少なくなります。
もし、新興市場の銘柄を売買したい場合には、現物株で取引する必要も出てくるでしょう。
株の購入単位は、現物の日本株の場合、その株の単位ごとに購入する必要がありますが(一般的には10株~1000株単位)、CFDの場合には1単位からの購入が可能となります。
今までは高額で手が出なかった優良企業の株も、1株単位であれば少ない資金で購入出来るようになる為、個人の投資家にとっては大きなメリットになります。
また、現物株の場合には、その企業の株主優待が目的で株を購入・所有しているケースも多いのですが、CFDの場合には株主優待を受ける事は出来ません。
これと同様に、株主総会への出席の権利もありませんので、その企業の経営に対しての発言権もないのです。
ただし、配当相当額は受け取る事が出来ます。
総合的に考えると、投資資金がそれなりにあり、株の長期保有を考えている場合であれば、現物の日本株を購入した方がいいかもしれません。
CFDと日経225先物の違い
日本を代表する株価指数が日経平均株価ですが、ここ数年でこの株価指数を投資対象とする個人投資家が増えてきています。
そんな中でも、短期的に資金効率良く売買できる「日経225先物」や「日経225先物mini」が、投資商品としては一般的でした。
しかし、CFDがメジャーになりつつある現在では、CFDでも日経225に連動する銘柄を売買出来るようになってきています。
それでは、CFDと日経225先物、これらに違いはあるのでしょうか?まず、最低取引単位が異なります。
日経225では最低1,000単位からの取引が基本ですが、CFDでは最低1単位からの取引が可能となります。
これは、もし、日経平均株価が10,000円だとすると、日経225では1,000万円分からしか取引が出来ないのに対し、CFDでは10,000円からの少額取引が可能となります。
また、取引の時間にも大きな違いがあります。
日経225先物は大阪証券取引所で取引されており、日中は9時~11時、12時30分~15時10分、イブニングセッションとして16時30分~20時までが取引可能時間となっています。
それに対して、CFDでは、米国の商業取引所(CME)の価格にも連動している為、ほぼ24時間の取引が可能です。
この他にも、手数料の違いや取引期限の違いなど細かな点で違いがあります。
ターゲットが同じ日経平均株価指数であるならば、少額からの投資が可能な点や取引時間の長さから言って、個人投資家にはCFDの方が向いているのかもしれませんね。