投資の基礎知識

システムトレード 日経225

システムトレードで日経225先物に投資する時には、信頼できるシステムを選んで、多少、損失が出ても売り買いサインに従い続けることが大切です。
損失が出続けると、システムを疑いたくなって、システムを頻繁に変更したり、裁量トレードに戻りたくなるかもしれません。
ちょっとシステムトレードをやっては、裁量トレードをするという投資方法では、利益をあげることはできないでしょう。
システムトレードは、感情を交えずに機械的に投資する方法です。
感情に流されて失敗しがちな日経225先物には、かなり有効な投資方法だといわれています。
それなのに、システムが出す売り買いのサインに従えないなら、裁量トレードと変わらなくなってしまいます。
また、日経225先物はハイリスクハイリターンな投資法ですから、システムトレードで投資する際にも、資金管理はしっかりと行う必要があるでしょう。
最大ドローダウンが大きいシステムほどハイリスクハイリターンで、最大ドローダウンが小さいほど安定したシステムになります。
最大ドローダウンは過去のデータから算出したものなので、実際の最大損失金額は計算上の金額より大きくなる点にも注意が必要です。
もちろん、システムトレードだからといって、利益が出る保証はありません。
システムトレードには、知識や経験がなくても楽に稼げるようなイメージがありますが、安易に手を出すと危険です。

日経225銘柄 実例

日経225銘柄の実例をあげます。
日経225という名前の通り、225銘柄あるので、全てはあげきれていませんし、随時変更されるため、変わっている可能性もあります。


サービス業
銘柄名　　社名
・セコム→セコム（株）
・東宝→東宝（株）
・電通→電通（株）
・ヤフー→ヤフー（株）

電力
・東電→東京電力（株）
・関西→関西電力（株）

ガス
・東ガス→東京瓦斯（株）
・大ガス→大阪瓦斯（株）

通信
・KDDI→KDDI（株）
・NTTドコモ→（株）エヌ・ティ・ティ・ドコモ
・NTT→日本電信電話（株）

空運
・ANA→全日本空輸（株）
・JAL→（株）日本航空

陸運
・日通→日本通運（株）
・ヤマトHD→ヤマトホールディングス（株）

鉄道・バス
・JR東日本→東日本旅客鉄道（株）
・JR西日本→西日本旅客鉄道（株）

不動産
・三井不→三井不動産（株）
・菱地所→三菱地所（株）
・平和不→平和不動産（株）
・東急不→東急不動産（株）
・住友不→住友不動産（株）

保険
・損保ジャパン→（株）損害保険ジャパン
・東京海上→東京海上ホールディングス（株）
・三井住友海上→三井住友海上グループホールディングス（株）

銀行
・みずほ信→みずほ信託銀行（株）
・住友信→住友信託銀行（株）
・三菱UFJ→（株）三菱UFJフィナンシャル・グループ
・りそなHD（株）→りそなホールディングス

小売業
・セブン&アイ→（株）セブン&アイ・ホールディングス
・ファストリ→（株）ファーストリテイリング

水産
・日水→日本水産（株）
・マルハニチロ→（株）マルハニチロホールディングス

精密機器
・コニカミノル→コニカミノルタホールディングス（株）
・シチズンHD→シチズンホールディングス（株）

自動車・自動車部品
・ホンダ→本田技研工業（株）
・三菱自→三菱自動車工業（株）

電気機器
・NEC→日本電気（株）
・カシオ→カシオ計算機（株）

日経225先物取引

日経225先物取引とは、日経225とも呼ばれる日経平均株価の動きを予想して投資する金融取引です。
普通の株投資のように投資する銘柄を自分で選定する必要がなく、FX投資のようにレバレッジ（証券会社に証拠金を預けることで、何倍もの投資をすることができる）をきかせることができるのが、日経225先物取引の人気の理由でしょう。
また、日経225先物取引は、原資産が日経平均株価なので、上手くやれば売りでも買いでも利益をあげることができるのも魅力です。
最終決済日が、3月、6月、9月、12月の第2金曜日と決められているのも、日経225先物取引の特徴といえます。
日経225先物取引は、日経平均株価が上がるか下がるかを予想するだけのシンプルさとギャンブル性が投資初心者や女性の人気を集めているのです。
これから日経平均株価が「下がる」と予想したら「売り」、「上がる」と予想したら「買い」から入ります。
予想通りに日経平均株価が動いたら、買いと売りの差額が利益になるでしょう。
しかし、日経225先物取引は、ハイリスクハイリターンな投資法です。
素人が日経平均株価の動きを予想することはとても難しいですし、レバレッジ効果が高い分、損失も大きくなるかもしれません。
安易な気持ちで行わず、充分に日経225先物取引について学んだ上、なくなっても困らない範囲の資金で投資しましょう。
投資初心者は、取引規模の小さい日経225miniから始めるといいと思います。