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ミニ株 株主優待
株の魅力の一つが株主優待ですね。
通常の株だと、一株でも自社製品の割引などの優待を受け取れるところがあります。
では、ミニ株の場合はどうなのでしょうか。
株主優待は、株主が権利確定日に単位数を保有している場合にもらえるものです。
ミニ株の場合、自分自身が株を所有していても実際の名義人は証券会社になっています。
ということは、投資している会社は、ミニ株の実際の購入者を知らないのです。
ですから、ミニ株の場合、投資している会社から直接株主優待が受けられるということはありません。
株主優待を受けたい場合には、条件があります。
条件とは、単元株数を、優待を受けられる株数にすること。
もしこの数に満たない場合の株主優待は、証券会社によって異なります。
上記で述べたように、ミニ株の名義人が証券会社になっているので証券会社によって異なるのです。
例えば、現金化できる株主優待であれば、現金化されて受け取ることができるというサービスを行っている証券会社があります。
大和証券の場合がそうです。
ただ、ミニ株なので数十円程になります。
ですので、この優待を受けたいから選ぶという判断材料にはならないかもしれませんね。
また、大和証券のように、現金化されて受け取ることのできる証券会社は少ないようです。
証券会社によっては例外もありますが(各証券会社に問い合わせるのが確実です)、基本的には、ミニ株の株主優待はないものと思い、何かあったらもうけものだというくらいの気持ちでいた方がよさそうです。
ミニ株 初心者
ミニ株は、初心者にとって最適な株と言われています。
しかし、通常よりも低価格で購入できる気軽さゆえに、何も学ばずに手を出して後から失敗をしたと後悔したという声も聞こえてきます。
そう、ミニ株にもリスクがあるのです。
まずはミニ株のリスクをしっかりと知り、そのリスクを抑える投資スタイルを身につけることが大切ですね。
では、初心者の方が、はじめに知っておいた方がよいことをいくつか挙げてみます。
ミニ株の落とし穴と呼ばれるくらい、知っているかどうかで差がでるものが手数料です。
これは、証券会社によっても異なりますが、基本的に通常の株と比べて割高になっています。
ですので、ミニ株の取引をする時には、手数料を引いた分で儲けを考える習慣をつけておかなくてはなりません。
場合によっては、手数料分を差し引くと儲けがほとんどなくなってしまうこともあるのです。
少額で取引ができる分、目先では安いように感じられますが、実は手数料などを含めて考えると、単元株を取り引きする方がお得な場合もあります。
このようなリスクを避けるためには、ミニ株は、手数料がかかる回数の多くなる短期よりも、中・長期で取引をした方がよいと言えますね。
また、株取引のできる時間帯が証券会社によって異なるということも知っておかなくてはなりません。
時間帯を間違えると取引ができないので、想像していた価格と異なってしまう可能性があります。
株自体が初めてという方は、配当金には税金がかかることも覚えておきましょう。
ミニ株 配当
株の配当金は、一年に一度か二度というのが一般的です。
(業績が好調な時には、特別配当のある場合もあります)
配当金は、インカムゲインとも呼ばれ、投資している企業の利益によって変化します。
配当金を受けられるのは、株主名簿に名前が掲載されている株主になります。
ミニ株の場合、実際の名義人(株主)は証券会社になっています。
この場合、配当はどうなるのでしょうか。
ミニ株であっても、通常株取引と同様に配当金を受け取ることは可能です。
しかし、株主の権利がないので、通常の株取引と同様の配当金を・・・というわけにはいきませんが。
そもそもミニ株は、もともとの保有数が少ないですよね。
その分、配当金も多くは期待できません。
また分割される分、普通株に投資する場合と比べて若干少なめの支給になります。
では実際にミニ株の配当はいくらぐらいなのでしょうか。
もちろん、投資している企業の利益によってことなりますが、一株の配当金は、数十円程度です。
さらに、配当金には税金がかかることも忘れてはいけません。
それでもこの超低金利時代の中では、銀行に預けるよりもいい利回りかもしれません。
ただ、この結果からミニ株は、配当目当てにはじめるものではないということも言えそうですね。
少額な分、大きな儲けを期待するのではなく、リスク分散のためや、市場を学ぶためにはじめるのだと割り切ると、よりミニ株への投資を楽しめそうです。