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住信-SBI資産設計オープン(愛称:スゴ6)
住信-SBI資産設計オープン(愛称:スゴ6)とは、SBIイー・トレード証券株式会社から発売された投資信託のことで、設定・運用は住信アセットマネジメント株式会社が担当しています。
日本を含む海外の株式・債券・不動産(REIT)にバランスよく投資を行い、資産・地域・通貨の分散投資効果により中長期的に、リスクを低減しつつ安定的な収益確保を目指す商品のことです。
「愛称:スゴ6」と呼ばれているのは、国内株式、外国株式、国内債券、外国債券、国内REIT、外国REITの6資産のインデックスファンドに分散されているからです。
基本資産分配予定比率は、国内資産50%、海外資産50%で、6資産の資産分配予定比率は、国内株式:20%、外国株式:20%、国内債券:20%、外国債券:20%、国内REIT:10%、外国REIT:10%となっています。
「株式」「債券」「REIT」の動きを表す代表的なインデックスを、基本資産分配比率で合成した指数に連動する投資効果を目指していて、各資産の市場全体の値動きを表しているので、投資効果がわかりやすいのが特徴の1つです。
2つ目の特徴として、購入時の手数料が0でコストがかからないノーロードファンドというところです。
手数料はリスクの1つであり、リスクは1つでも軽減できれば投資効果も期待できます。
また、信託報酬は純資産総額に対して年率0.714%(税込)と1%を下回る水準に設定されており、わずかなコスト差でも運用結果は大きく変わってきます。
例えば、資産1,000万円を、運用利回り年平均5.5%と仮定して1年複利で、20年運用した場合で比較してみます。
一般的なファンドの場合、申し込み手数料3.15%(税込み)、信託報酬1.05%(税込み)ですと、20年後の受け取りは2,313万円(年率6.6%)になります。
低コストの「スゴ6」の場合、申し込み手数料0、信託報酬0.714%(税込み)ですと、20年後の受け取りは2,547万円(年率7.7%)になります。
わずかなコスト差ですが、20年間で234万円もの差がついてきます。
これって、大きいと思いませんか?
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドは主に、投資信託証券に投資を行うものです。
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドは、株式や公社債を実質的な主要投資対象として運用されるものであり、株式や公社債の投資に係る価格変動リスクを伴うものです。
一般的には、株式の価格は個々の企業の活動や業績、市場・経済の状況等を反映して変動するものですが、公社債の価格は市場金利の変動等を受けて変動するために、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドはその影響を受けて、基準価額が下落したり、損失を被ることが多々あります。
またセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドは外貨建資産に投資しますが、原則として為替ヘッジを行いませんので、為替変動の影響を受けて、基準価額が下落し損失を被ることがあります。
したがいまして、他の投資と同様にご投資家の皆様の投資元金は保証されるものではなく、基準価額の下落により、損失を被り、投資元金が割り込むことがあるのが普通です。
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの基準価額が変動する要因としては、主に価格変動リスクや為替変動リスク、カントリーリスク、信用リスク、流動性リスクなどがあります。
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの費用関係としては申込時に係る費用はかかりませんし解約手数料もかかりません。
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドは、全て米国バンガード社のインデックスファンドに投資します。
各投資先ファンドの概要は、下記の通りです。
■ 株式、米国 U.S. 500・ストック・インデックス・ファンド(約24%)主要投資対象:米国の株式に投資します。
運用方針:S&P500 Indexに連動する投資成果を目指します。
通貨:米ドルファンド籍:アイルランド 2 ヨーロッパ ヨーロピアン・ストック・インデックス・ファンド(約16%)主要投資対象:ヨーロッパ16ヶ国の株式に投資します。
運用方針:MSCI Europe Indexに連動する投資成果を目指します。
通貨:ユーロファンド籍:アイルランド 3 日本 ジャパン・ストック・インデックス・ファンド(約6%)主要投資対象:日本の株式に投資します。
運用方針:MSCI Japan Indexに連動する投資成果を目指します。
通貨:日本円 ファンド籍:アイルランド 4 新興国 エマージング・マーケット・ストック・インデックス・ファンド(約4%)主要投資対象:新興国(ブラジル、中国、インド、韓国、メキシコ、ロシア、南アフリカ、台湾など)の株式に投資します。
運用方針:MSCI Emerging Markets Indexに連動する投資成果を目指します。
通貨:米ドルファンド籍:アイルランド
投資信託のリスク
多くの金融商品が販売されておりますが、金融商品にはっすべてリスクがあります。
サラリーマン、OL,主婦に人気がある投資信託にも元本保証や利息を保証したものではなく当然リスクがあります。
投資信託は国内外の株式や債券、不動産など値動きのあるものに投資するため、投資対象により値上がりによって利益が期待できると同時に、値下がりによる損失のリスクもともないます。
一般的には、リスクが大きければ期待できる収益・損失も大きく(ハイリスク-ハイリターン)です。
逆にリスクが小さければ期待できる収益(損失)も小さい(ローリスク-ローリターン)となります。
投資信託の主なリスクにを見ていきましょう。
●価格変動リスク株価に代表されるように、価格が上下に変動するリスクです。
例えば、株価は会社の業績をはじめ、国内や世界の政治や経済情勢などの影響を受け変動します。
最近のサプライム問題を端にアメリカの株式の下落が全世界に波及したようにです。
投資信託に組み入れた株式の株価や債券の値下がりによる価額の下落により投資元本を割り込むこともあります。
●金利変動リスク 債券を組み入れている投資信託は市場金利の変動により債権価額に影響が出ます。
債券価額は市場金利の変動により価格が常に変動するのです。
金利の上昇により債券価格は下落(債券利回りの上昇)し、逆に金利の低下により債券価格は上昇(債券利回りの低下)します。
すなわち景気や政策などによって金利が変動するリスクです。
●信用リスク 信用リスクとは、株式や債券を発行している国や企業などの業績や財務状況の悪化などから、株価や債券価格に影響を与え投資額が目減りして債券の償還などが滞ったりできなくなることをいいます。
デフォルト(債務不履行)リスクともいいます。
ただし、投資信託の場合は投資先企業の業績悪化などにより投資額が目減りするリスクはありますが、投資信託の財産は投資信託の販売会社、運用会社、保管会社のどこが倒産しても法律により守られているので、投資家の財産が失われてしまう信用リスクはありません。
●為替リスク投資信託によっては、海外の株式や債券などに投資をしているものもあります。
外貨建ての資産に投資をする場合は、日本円と米ドル、ユーロなど、外国通貨との交換レートは常に変動して為替の変動により円に換算する際に、その時点のレートによって資産価値が増えたり目減りしたりすると影響を受けることになります。
例えば外貨建ては収益が上がっていても、その通貨に対し円高に振れれば、円換算では損失が発生することもあるわけです。
逆に大幅に円安となれば円換算では利益がでることもあります。
本来の資産の価格の動きとは別に通貨の交換レートの変動によって、利益がでたり損失をこうむったりするリスクが為替リスクなのです。
投資信託には当然のことですがメリット、デメリットがあります。
投資信託を購入する人の中には、メリットだけを見てリスクデメリットを認識せず、失敗してしまうケースもあります。
これらの様々なリスクをしっかりと踏まえて、上手に活用をしていきたいものですね。