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初心者向けFX ファンダメンタル分析
ファンダメンタル分析とは、財務諸表、健全性、経営、競争優位性、競合相手、市場などの経済の基本を分析することを言います。
FXの場合には、経済の基礎的条件の景気や経済成長率、雇用情勢、金利、政策など、様々な条件により、為替相場の流れや方向性を将来的に予測する分析方法です。
中・長期的な外国為替レートの予測は、ファンダメンタルス分析の方が向いているとも言われています。
FXトレードの手法の「テクニカル分析」とは相対する概念となります。
例としては、一般にその国の株式が下落すると、通貨の値段も連動して下落する傾向となったり、その国の金利が上がると通貨も上昇傾向となったり、GDPや日銀短観などの経済指標が上向くと、通貨も上昇する可能性が高くなったりするのです。
また、原油や貴金属などの商品市況を例にすると、オセアニア通貨は貴金属相場の上昇に連動し、「連れ高」する傾向にあったり、米ドルは原油相場が上昇すると弱含みする傾向にあったりします。
けれど、原油高の原因が中東情勢の悪化の場合には、投資家が安定性を重視してドルを買う場合もあるでしょう。
このように、ファンダメンタル分析を考える際は多くの要因があり、突き詰めていくとあまりにも情報が多く、その情報に振り回されてしまう危険性もあるのです。
そのようなことが起きないようにする為にも、テクニカル分析を併用してバランスよく分析することが望ましいと言えます。
初心者向けFX テクニカル分析
テクニカル分析とは、以前に発生した価格や出来高などの取り引き実績の時系列パターンをテクニカル指標やチャート(グラフ・罫線表)にして分析することを言います。
FXの場合には、チャートやその他のテクニカル指標を用いて今後の為替相場の予想を立てる分析方法のことです。
FXトレードの手法の一つである「ファンダメンタル分析」とは相対する概念となります。
テクニカル分析の具体的な技法は、取り引き価格の上昇トレンドと下落トレンドの転換を見いだす方法や取り引き価格に対する値ごろ感、変動値幅を算出する方法などがあります。
これらを実行する方法としては、判定方法の意味づけや人間による視覚的判断で利用する「チャート分析による図解的手法 」、分析の自動実行や分析チャートの作図を利用する「コンピュータで数値的に計算する手法」があり、分析結果の表示はわかりやすくするためにチャートを用いるのが一般的です。
代表的なテクニカルチャートとしては、ボリンジャーバンド、MACD、ストキャスティクス、RSI、一目均衡表などが存在しています。
「為替相場を動かすのは相場に参加している人」であり、相場に参加している人達がどちらの方向を向いているのか、その心理を反映させているのが分析結果のチャートです。
チャートの理論や仕組みをよく理解して、相場に参加している人達が何を考え、これから先、どう動いていくのかを予測することが重要だと言えるでしょう。
初心者向けFX スイングトレード
スイングトレードとは、数日間で売買を完結してしまう短期売買のトレード方法のことを言います。
取り引きを数時間から24時間以内で終了させるデイトレードは大きなリターンが得られますが、逆にリスクも大きくなる可能性があります。
デイトレードよりは長い期間で、スワップ長期トレードよりは短い期間での利益を目標とする中期的なトレード方法をスイングトレードと捉えている投資家もいます。
FXの場合は、指値(リミット)、 逆指値(ストップ・ロス・オーダー) 、これを組み合わせたOCO・IFD・IFOで、自動的に利益確定、損失確定を行うことが出来るので、ずっと相場に張りついている必要はありません。
特にスウィングトレードでは、売り買いの回数も少ない事から、普通のサラリーマンでも帰宅した後から気軽に参加することが出来ます。
また、平日は24時間市場がオープンしている為、取り引き時間外に相場が大きく変動するリスクもほとんどないのです。
スイングトレードで利益を得る為には、現状の相場状況を冷静に把握し、この先どうなるのか自分なりのシナリオを描くことが大切になってきます。
スイングトレードだから勝てるようになる訳ではありません。
でも、取り引きを数分以内で終了させるスキャルピングやデイトレードよりは「だまし」も少ないですし、長期の値動きの方が予測しやすいですから、FX初心者はスイングトレードから参加してみるのもいいでしょう。